げた先生が おしえてくれたこと

現場の師匠、げた先生の語録や雑記

なにげないこと

こんにちは。まつだるです。

 

げた先生と現場を歩いていたとき

 

げた先生がふと体勢を低くして
地面に手を伸ばしました。

 

げた先生が踏んで剥がれた苔を
そっと元の場所に戻していたのです。

 

そこは
庭園などではありません。

だれの目にも触れぬ
ただの山の中でした。



 

つむじ風

こんにちは。まつだるです。

 

100羽もの小鳥が飛び立ったかと
思ったのは
無数の木の葉でした。

落ち葉などない川の現場で
まつだるの周囲20~30mに
突如として枯れ葉が乱舞。

 

たいした風でもないので
だれも気にしてないし
だれも気づいていない。

 

ほかの現場に行ってたげた先生に
話したら

 

「つむじ風でしょう」


おしえてくれました。

 

まつだるは つむじ風に
巻かれていたようです。

 

 

 

転倒

こんにちは。まつだるです。

刈払い後の通路を
げた先生と歩いていたとき

まつだるは
角材のようなものに足を取られて
前のめりにこけました。

げた先生はなにも言わず

まつだるが立ち上がると
先へと歩いていきました。

後になって

「足が上がってませんね」

げた先生は思い出したように
言いました。

 

転落

こんにちは。まつだるです。

右手に はだかすくん
左手に 道具を持って
ハシゴをのぼっていたら

バランスがくずれて
4段目あたりから転げ落ちました。


げた先生「はだかすくんは無事ですか!」

まつだる「無事です!」

でも


「まつだる、無事ですか」

 

とは

 

聞いてくれない
げた先生なのでした。

 

げた先生 と まつだる

はじめまして。まつだるです。

「まつだる」とは


失敗すること
ときに、ありえない失敗をすること を


げた先生が
おもしろがって作った動詞です。



げた先生の

「げた」とは

ひとしれず
歯をすり減らす下駄のことで

ひとしれず
がんばっている先生の愛称です。


でも

 

げた先生には
がんばっている意識はないようです。